サリクス・メンバーの声 第15回
こんにちは！ソプラノで出演させていただく高橋慶です。
私のサリクスとの出会いは第1回目の公演でした。指揮者の櫻井元希さんとは芸大のバッハカンタータクラブでお世話になり、この度3回目の公演にお誘い頂きました！
音楽科の高校時代、西洋音楽史を勉強していたもののグレゴリオ聖歌とはどんなものなのか、、CDを聞いただけではぱっと分からず、いつしか私の中では“音楽の歴史で難しい分野”となっていました。山形出身ということもあり、古楽に触れる……なんてこともそうそうありませんでしたし、芸大に入学して“東京でしかできないことを思う存分やろう”と思い、カンタータクラブに入りました。元々、小さい頃からバッハの音楽が大好きでしが、サリクスで初めてグレゴリオ聖歌を生で聴いて、鳥肌が止まりませんでした。人の声って、こんなにも美しいものなのか、、と。 私は元々、クラリネットを専攻していました。声楽に転科した今でも、難しいフレーズ、速いパッセージが出てくると“クラリネットだったらどう吹くのかなぁ…”と考えてみたり、実際に吹いてみたりして、練習することがあります。ですから、私は器楽も歌もお互いに通じるものがある、だからこそ音楽は楽しい！！と思えています。ですがやはり、この度グレゴリオ聖歌を練習していく中で“やっぱり、歌にしかできない表現があるんだなぁ”と改めて実感しています。 この度初めてサリクスで一緒に歌わせていただくことになりましたが、初めて見て歌うネウマ譜、初めて歌うパレストリーナ、時間もない中でかなり不安もありました。カンタータクラブでも、ネウマを反映させた練習をやっていましたが、まさか本当にグレゴリオ聖歌を歌うときがくるとは夢にも思っていませんでしたし、今からとてもワクワクしています！ 何よりも、指揮者でありながら声楽家である、そんな櫻井さんとつくる音楽は本当に楽しいです…！ 本番まで残り少ない稽古、頭と耳と身体と全身を使い、2つのステージへ向けて頑張ります。
ソプラノ
高橋 慶（たかはし けい）
県立山形北高等学校音楽科卒業、東京藝術大学音楽学部声楽科４年次在学中。第26回全国童謡歌唱コンクールグランプリ大会 金賞、第13回高校生のための歌曲コンクール本選 奨励賞、第66回全日本学生音楽コンクール 声楽部門 高校生の部 東京大会第３位 及び全国大会に出場。 高校在学中はクラリネットを専攻し、那須ちか氏に師事。声楽を菅野順子、福島明也、湯浅桃子の各氏に師事。
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【次回公演】
Salicus Kammerchorの次回公演は『第3回定期演奏会』です。
4月22日（土）14:00開演
横浜市栄区民文化センター リリスホール
4月27日（木）19:15
開演台東区生涯活動センター ミレニアムホール
曲目
”Lobe, den Herrn alle Heiden” BWV 230
”Der Geist hilft unser Schwachheit auf” BWV 226
他
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【最新動画配信！】
第2回定期演奏会より、Heinrich Schütz “Musikalische Exequien” op. 7 III. Canticum Simeonisを公開中です！
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