第23回 J. オケゲム「憐れみたまえ/死よ、お前は傷つけた」
今回は第2回定期演奏会の後半2曲目に演奏いたします、J. オケゲムの「憐れみたまえ/死よ、お前は傷つけた」“Miserere / Mort, tu as navre”についてお話しいたします。
J. オケゲム(ca.1410-1497)
オケゲムはフランス・フランドルの作曲
サリクス・メンバーの声 第9回
アルトの小巻風香です。今回の公演が初参加になります。
私にとって櫻井くんは東京芸術大学の同級生であり、カンタータクラブでともにバッハに取り組み4年間を過ごしました、特別な友人です。とても優しく、音楽に対する情熱的な姿も変わらないまま、また私をここまで連れて来てくれました。
サリクス・メンバーの声 第8回
初めまして、アルトの野間 愛です。
私はクリスチャンホームに生まれ、子供のころから天国のことを知っていました。
神と主キリスト・イエスを信じ、天国を知る人にとって、死は待ち遠しいものです。なぜならそれは天国で主と暮らす毎日の始まりだから。
聖書には主を花婿に、私たち
サリクス・メンバーの声 第7回
初めまして!指揮・ピアニスト・アンサンブル歌手の3本柱で活動させて頂いております、谷本喜基と申します。
サリクスさんとは第1回演奏会からのご縁です。今回もしっかり頑張らせて頂きます!
世の中には沢山(すぎる!)の音楽で溢れておりますが、その全ての原点は歌です。
もともとは
第22回 グレゴリオ聖歌「シメオンはお告げを受けていた」
グレゴリオ聖歌 聖母お清めの祝日のためのアンティフォナ
「シメオンは聖霊からお告げを受けていた」
Gregorian Chant : Antipohona in Purificatione Beate Mariae Virginis“Responsum accepit Simeo
サリクス・メンバーの声 第6回
こんにちは。オルガンの田宮です。
サリクスではチェロやテオルボなどとともに通奏低音というパートを担当します。もしかすると通奏低音やオルガンという楽器に馴染みがない方もいらっしゃるかと思いますので、ごく簡単にご紹介をしようかと思います。
第21回 H. シュッツ 「音楽による葬儀」 その3
前回の記事の中でも述べた通り、この作品は、シュッツが幼いころを過ごしたケストリッツの領主で、親交の深かったハインリヒ・ポストゥムス・フォン・ロイス公の葬儀のために、ロイス公自身の依頼によって作曲されました。
公は1635年12月に亡くなりましたが、葬儀は翌年の2月4日に執り行わ
サリクス・メンバーの声 第5回
バリトンの西久保です。
今回も素晴らしい曲を演奏する機会を頂き、幸甚の限りです。
「死が照らし出す生の輝き」という、これもまた素晴らしいテーマです。
シュッツの《音楽による葬送》
母の胎より裸で生まれ
また裸にてこの世をば往ぬ
前段は、なんと言うか天文学的な印象を受けます
第20回 H. シュッツ 「音楽による葬儀」 その2
3.中年期
再びヴェネツィアへ
1618年に30年戦争が始まってから、10年以上ザクセンは参戦していませんでしたが、次第にその影響を受けるようになってしまいます。
潤沢であった宮廷の財政は圧迫されていき、シュッツが司っていたドレスデンの音楽はその影響をもろに受けていきました
第19回 H. シュッツ 「音楽による葬儀」 その1
まずプログラム前半に演奏いたしますのは、H. シュッツの「音楽による葬儀」“Musikalische Exequien” op. 7, SWV 279-281です。この作品はドイツの音楽史上においても、また彼の人生においてもエポックメイキングな作品です。
ハインリヒ・シュッツと