5分でわかる!「サリクスのコンセプト」
音楽家の使命
ざっくりと言って、音楽家の使命は「音楽に近づこうとすること」だと私は思います。そのためにどれだけ真摯に音楽に向き合っていけるかが、音楽家には問われているのだと思います。
そこんとこ詳しく!
第0回 Salicus Kammerchorのコンセプトについて
こ
第22回 グレゴリオ聖歌「シメオンはお告げを受けていた」
グレゴリオ聖歌 聖母お清めの祝日のためのアンティフォナ
「シメオンは聖霊からお告げを受けていた」
Gregorian Chant : Antipohona in Purificatione Beate Mariae Virginis“Responsum accepit Simeo
第12回 記譜法の歴史(その1)
このブログで
第3回 ネウマとは
第4回 グレゴリオ聖歌からポリフォニーへ
第5回 フランドルのポリフォニーからJ. S. バッハへ
と、
グレゴリオ聖歌→フランドルのポリフォニー→バッハの声楽曲
という流れのお話をしました。
今回は、記譜法の変遷という観点からこの流れを跡付
第11回 旋法とは(その2)
旋法の情緒的意味
各旋法は、その音域や、音階の中にある半音の位置、フィナリスとドミナントとの音程関係などから、それぞれ独特の雰囲気を持っています。以下は旋法を、ドミナントの低い方から順に並べたものです。
一番低い第2旋法の低さと第7旋法の高さはかなり際立った特徴という
第10回 旋法とは(その1)
旋法の仕組み
上述のように、旋法ははじめグレゴリオ聖歌のレパートリーをいくつかのカテゴリーに分類するために生まれました。ではなぜこのような分類が必要だったのでしょうか。
それはアンティフォナというグレゴリオ聖歌の形式によるところが大きいようです。
アンティフォナは詩編唱を挟
第6回 歌い手にとっての音律(その1)「ピタゴラス音律」
音律というのは、ブリタニカ国際大百科事典によると「音楽に使用される音高の相対的関係を音響物理的に規定したもの」ということになるのだそうですが、要はオクターブの中にある12の音を、どこにどうやって配置するか、ということです。
まず私たちにとって1番身近な音律である12平均律を考え
第4回 グレゴリオ聖歌からポリフォニーへ
今回はグレゴリオ聖歌から、多声音楽(ポリフォニー)へ、西洋音楽がどのように発展していったのかを見ていこうと思います。
音楽史観点から言うならば「単声で歌われていたグレゴリオ聖歌から、自然発生的に平行したり、ドローン(持続低音)を付けたりすることで2声へと発展していった」といっ
第3回 ネウマとは
ネウマという語はギリシャ語ですが、現代の辞書でネウマυενμαをひくと「うなずき」という訳語があてられています。なんだかよくわかりませんね。ニューグローブ世界音楽大事典によると「4世紀の文法家コミニアヌスの弁として「意図の仲介者」すなわち「記号」あるいは「合図」を意味する」とあり
第1回 バッハはいかにしてバッハとなったか
このブログでは、サリクス・カンマーコアSalicus Kammerchorのやろうとしている音楽について、少しずつお話をさせていただきたいと思います。
第一回目の今回は、まずざっとアウトラインを示して、個々の詳細については次回以降書いていこうと思いますのでそちらも是非ご覧く