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第60回 ハインリヒ・シュッツ《白鳥の歌》

いよいよ来週末に迫りましたSalicus Kammerchor第9回定期演奏会ですが、今回はハインリヒ・シュッツの音楽シリーズの最終回として、彼の最晩年の大作《白鳥の歌》を演奏いたします。

この作品は詩編119編をテキストとしていますが、この詩編は全176節という、詩編全体の中でも異例の規模を持っています。

この詩編はヘブライ語の22のアルファベットの頭文字から詩を始めるという「アクロスティック」という手法で作られています。

22のセクションそれぞれが8節の詩でできており、22×8=176節となっております。

シュッツはこれを11のモテットとして作曲しました。

この記事ではこの長大なテキストの対訳を掲載いたします。

とても長いですが、日本語訳の方だけでも目を通しておいていただくと、あらかじめ鑑賞の助けになるかもしれません。

演奏会詳細はこちらからご覧いただけます。

モンテヴェルディのVesproや、J. S. バッハのミサ曲ロ短調と比肩しうる大作だと感じています。

シュッツの人生の集大成である作品を皆様と味わうことができましたら幸いです。




 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


対訳:櫻井元希





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