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サリクス・メンバーの声 第10回

こんにちは! ソプラノの根本真澄です!

 私は実を言いますと、サリクスの発足当時からファンでした!

 学部時代にバッハカンタータクラブでお世話になった櫻井さんの指揮のもと、尊敬する先輩方が演奏会をされると聞いた時、必ず聴きに行こうと思っておりました!しかし大変残念なことに、第一回定期演奏会へは、諸事情により聴きに行くことが叶わず…。その分、今年の定期演奏会を楽しみにしていたのです!

 すると今年、私の執念が届いたのか櫻井さんからお声をかけていただき、なんと演奏会を聴きに行く前に自分も演奏者となってしまいました(笑)とても嬉しかったのですが、内心ついていけるか心配でした。現に練習でも大変なことは沢山ありました。

 まず415で歌うということが、なかなか初心者には難しいです。特に私は絶対音を少し持っていますので、微妙なピッチの違いに苦しめられ(跳躍の際に上ずったりなど!)、アンサンブルを破壊していました…。最近ようやく415の中で、その和音に合わせられるようになってきました。和音を合わせられたときにはやはり言葉の意味も音楽もより伝わりますね!身に染みてわかりました!!

 また、この団体の要であるグレゴリオ聖歌が難しいこと難しいこと…。私は寝る前にグレゴリオ聖歌を聞いて寝ていた時期があり、とても好きな音楽だったのですが、まさか譜面がこのように難しいとは思っていませんでした。

 字の上にあるにょろにょろ、なんだこれ!状態だった私も、今では少しずつ手をにょろにょろさせながら歌うことができています。歌っていると、あの旋律の滑らかな美しさや巧みな表現はこうしてできていたのか…と感動を覚えました。男女で歌うというのも、私にとってはとても新鮮で楽しいです。

 残すところ本番までの日数も少ないですが、必死に今まで学んできたことを僅かでも全て糧とし、神様にささげる想いで歌います。毎回の練習が学びになることばかりで、本当に、このご縁に感謝です。全身全霊で臨みたいと思います!!!

 

最後に、演奏会のお知らせです♪

6/23に杉並公会堂小ホールにて新人演奏会に出演いたします。私のプログラムはプーランクの歌曲とアリアになっています。フランス語がとても大好きで、特にプーランクの曲が好きなために少し背伸びした選曲をしてしまいました(笑)時にはコケティッシュで、時にはシリアスで、とても表情豊かなプーランクの音楽を楽しんでいただけたら幸いです!

~プログラム~

マックス・ジャコブの5つの詩 ルイ・アラゴンの2つの詩 《ティレジアスの乳房》より「いいえ、アナタもうイヤよ!」

 

ソプラノ

根本真澄(ねもと ますみ)

 郡山女子大学附属高等学校音楽科ヴァイオリン専攻卒業。東京芸術大学音楽学部声楽科を卒業後、同大学別科一年に所属。高校在学中、第35回全国高等学校総合文化祭イメージソング作曲の部優秀賞受賞。大学卒業時に同声会賞受賞。崔宗宝東日本大震災奨学金受領者。  ヴァイオリンを増子仁保氏、坂井玲子氏に師事。声楽を根本智子、高橋啓三、平松英子、アンナ=マリア・パーマー各氏に師事。啓声会会員。

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【次回公演】

Salicus Kammerchorの次回公演は『第3回定期演奏会』です。

4月22日(土)14:00開演

横浜市栄区民文化センター リリスホール

4月27日(木)19:15

開演台東区生涯活動センター ミレニアムホール

曲目

”Lobe, den Herrn alle Heiden” BWV 230

”Der Geist hilft unser Schwachheit auf” BWV 226

詳細はコチラ↓

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【最新動画配信!】

第2回定期演奏会より、Heinrich Schütz “Musikalische Exequien” op. 7 III. Canticum Simeonisを公開中です!

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