サリクス・メンバーの声 第11回
サリクス・カンマーコア、ソプラノメンバーのひとり、山口紗知です。
主宰の櫻井さんとは４年前(のはず)古楽科バロック声楽を共に受験し、それ以来様々な場面で大変お世話になっています。
第１回定期演奏会の際に初めて櫻井さんの指揮での演奏を経験したのですが、その音楽に対する熱心な姿勢、主にバッハカンタータクラブメンバーで構成された団員達との揺るぎない信頼関係を、リハーサルや本番を通して間近に感じ、新鮮な感動を覚えました。
今回もサリクスの仲間達と再び音楽作りができる喜びをかみしめつつ、残り少しとなったリハーサルを一回一回大切に取り組んでいきたいと思います。
今回の『死と生』のテーマを持つプログラムは、個々の色合いがありどれも大変美しい曲たちで構成されています。
『ネウマをポリフォニーやバッハに反映させて演奏する』という試みは新たな発見に溢れ、理想の音楽に近づく感動を幾度となく与えてくれます。
取り組みの中で旋律の中にネウマを探していく作業はとても面白く、グレゴリオ聖歌を歌う時の緻密さをバッハの演奏でも実現させることは、私にとって手強く大きな挑戦です。
本番当日は会場に『今まで聴いたことのない音楽』を響かせられるよう、ネウマ・言葉・音楽作りと向き合っていきたいと思います。
千葉・東京公演ともに、たくさんのお客様のご来場をお待ちしております。
ソプラノ
山口紗知（やまぐち さち）
国立音楽大学声楽専修を卒業後、現在は東京藝術大学大学院古楽科修士課程にてバロック声楽を専攻している。 これまでに声楽を羽根田宏子、佐藤ひさら、バロック声楽を野々下由香里、鈴木美登里の各氏に師事。 近年はウェブCMやゲームアプリBGM等のレコーディングにも参加。
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【次回公演】
Salicus Kammerchorの次回公演は『第3回定期演奏会』です。
4月22日（土）14:00開演
横浜市栄区民文化センター リリスホール
4月27日（木）19:15
開演台東区生涯活動センター ミレニアムホール
曲目
”Lobe, den Herrn alle Heiden” BWV 230
”Der Geist hilft unser Schwachheit auf” BWV 226
他
詳細はコチラ↓
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【最新動画配信！】
第2回定期演奏会より、Heinrich Schütz “Musikalische Exequien” op. 7 III. Canticum Simeonisを公開中です！
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